徳川家康ゆかりの地【岡崎市の六所神社】
いま話題の大河ドラマ「どうする家康」。
誰もがその名を知る徳川家康の、その生涯が描かれたドラマに夢中になっている方もきっと多いはず。
家康ゆかりの地と言えば、ドラマの舞台にもなっている静岡県浜松市にある浜松城ですが、実は愛知県にも縁の深い場所があることをご存知でしょうか。
それが、愛知県にある「六所神社」です。
残念ながらドラマには登場しないのですが、六所神社について知ると物語に深みが増すかも…?
そんな六所神社について、ご紹介したいと思います。
六所神社はどんな神社?
六所神社の創立は7世紀中期ごろ。松平氏(徳川将軍家の祖)の初代である松平親氏のころから、松平の産土神として六所明神を崇敬していたのだそう。後の徳川家康公、竹千代君のご生誕の折にも、産土神としてご礼拝なさったと語られています。
現在でも「安産の神様」としての信仰が厚く、安産祈願で訪れる方が多くいらっしゃる神社です。
また、注目したいのはその絢爛豪華な姿。
昭和51年(1976)に日光東照宮と同じ手法によって修復工事が行われ、創建当時の美しさが再現されています。
豪華な彫刻や色彩が施された社殿(本殿・幣殿・拝殿・楼門・神供所)は、国の重要文化財にも指定されています。
また、元旦限定でいい初夢が見られるという「宝船図」が手に入るほか、宝くじなどの金運をあげるという「宝袋」など、開運のパワースポットとしても大変人気です。
崇高ながらも地元民の身近な存在である六所神社
六所神社があるのは、愛知県岡崎市。名鉄・東岡崎駅を降りて徒歩3分ほどの場所です。
大変美しく由緒ある神社ですが、その魅力のひとつが駅から数分の距離にあるという、この身近さ。
ちなみに東岡崎駅の周辺は再開発が進んでおり、おしゃれなカフェや飲食店も充実しています。
参拝帰りにちょっとお茶して帰ろうか…なんて楽しみ方もできそうです。
六所神社のみどころ
参道を横切る踏切
鳥居と境内の間に線路があり、そこを名鉄名古屋本線が走っています。
参道を横切るように線路が設置されているので、電車ファンの方にも結構面白いスポットかもしれませんね。
緑豊かな参道
線路を渡って進むと、そこにはさわさわと揺れる木々が美しい参道が。
陽の光を浴びて輝く池もあります。
手水舎もきれいに整えられており、なんだか清々しい空気に満ちていました。
参道の突き当りには、徳川の紋をつけた馬神様も。
5万石以上の大名だけが上ることを許されたという石段
本殿に上がる手前には、大きな石段が。一段分がかなり大きく、インパクトのある姿です。
かつては5万石以上の大名だけが上ることを許されたそうで、石段を登る一歩一歩に重みを感じます。
極彩色の楼門
石段を上がると、色鮮やかな楼門が見えます。ぱきっとした朱色につい見惚れます。
やはり、どこか日光東照宮に似た雰囲気を感じますね。
目にも鮮やかな社殿
楼門をくぐるとすぐに目に入る社殿。
重要文化財に指定されている神社をこんなに近くで見られるのは、有り難いことです。
母子犬
社殿の右横にあるのは、安産のご利益があるという「母子犬」
安産祈願をする際には頭を撫でると良いのだそうです。これまでたくさんの方に撫でられてきてツヤが出ていました。
地元の人からも愛される六所神社に行ってみよう!
徳川家康ゆかりの地、六所神社は地元の人々が愛してやまないパワースポット。
お近くに行った際には、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。
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