3月3日に行われる雛まつり。女の子の成長を祝い、幸せを祈る行事で「桃の節句」や「上巳の節句」とも呼ばれ、かなりポピュラーなお祝い事ですね。

かつては身を清めるため、紙で作った人形を川や海に流す風習などがありましたが、時代とともに変化して現在のお雛様を飾るスタイルの雛祭りになったと言われています。

そんな雛まつり、実は神社でも行われているのをご存知でしょうか?見た目にも大変にぎやかで、つい写真撮りたくなるシーンが満載です!

今回はそんな雛まつりを行っている神社を3つご紹介いたします!

 

遠見岬神社(千葉・勝浦市)

2001年から千葉勝浦で毎年開催されている「かつうらビッグひな祭り」は、遠見岬神社をはじめとした市内各地におよそ7,000体もの雛人形が飾られる、大変華やかなイベントです。

遠見岬神社の石段には、なんと約1800体の雛人形が展示されるのだそう。

石段を見上げると雛人形たちが出迎えてくれ、その姿は圧巻…!

勝浦の他の神社も併せてまわれば、雛まつりをより堪能することができます。

遠見岬神社のWebサイト

飛騨一ノ宮水無神社(岐阜・高山市)

飛騨一ノ宮水無神社で行われる「飛騨生きびな祭」は、通常の雛まつりよりも一月遅れの4月3日に開催されます。

もともと蚕糸業(さんしぎょう)が盛んだったこの地域で春と秋の年2回行われていた蚕糸業祭に、寒冷地のためにひと月遅れて行われる雛まつりをとり入れ、絹に象徴される女性の気品と幸福を願うお祭として始まったのが飛騨生きびな祭です。

“生きびな”と呼ばれるとおり、人形ではなく人がお雛様役を務め、雅楽が奏でられる中、お雛様の行列が表参道から境内までの約900mを40分かけて練り歩き、豊作を願って餅投げなども行われます。

動くお雛様の優雅な姿を見に多くの参拝者が訪れる、大変人気の雛まつりです。

飛騨一ノ宮水無神社のWebサイト

淡嶋神社(和歌山・和歌山市)

女の子の健やかな成長や幸せを願って行われる雛まつりの中でも、一風変わっているのが淡嶋神社の「ひな流し」です。

淡嶋神社に全国各地から奉納された雛人形と願い事を書いた形代を3隻の白木の小舟に乗せて、宮司のお祓いののち、海に流します。その後に巫女が紙吹雪などをまく雅な姿は、見ている方も清々しい気持ちに。

ちなみに流した船はあとで回収するのだそうです。

淡嶋神社のWebサイト

全国の神社で行われる雛まつりを楽しもう!

ご自宅での雛まつりも楽しいものですが、いつもと違った過ごし方をしてみたい方は、ぜひ神社の雛まつりにおでかけしてみてくださいね。

まだまだ知らない雛まつりの世界を、ぜひお楽しみください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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