お稲荷さんとはどんな神様?身近なお参りスポット「稲荷神社」
みなさんが住む街やご自宅の近くにもきっとある「稲荷神社」。
近所をお散歩していると朱色の鳥居が目に留まった、なんて経験もあるのでは。
日本全国に3万社以上もあると言われている稲荷神社は「お稲荷さん」と呼ばれ、身近ながらもは日本の神道において非常に重要な存在の神様です。独自の魅力を持つ「稲荷神社」について解説します。
お稲荷さんとは?
稲荷神社に祀られ「お稲荷さん」と呼ばれている神様の正式名称は、「宇迦之御魂大神(うかのみたまのおおかみ)」。
主たるご利益は五穀豊穣と言われていますが、商売繁盛の神様としても大変親しまれています。
また、お稲荷さん=きつねの神様と思いがちですが、実はきつねは神様の使者。
神様をお守りする存在として境内に鎮座しているのです。(一部、きつね自体を神として信仰している神社もあります)
たくさんの赤い鳥居にはどんな意味がある?
稲荷神社といえば、ずらりと並ぶ朱色の鳥居が印象的。
これらは、江戸時代以降に広がった風習によるものなのだそう。
願いが叶うようにとの想いや、願い事が成就した感謝の気持ちを込めて鳥居を奉納する習慣があり、それが数多く連なり現在の姿になったのだとか。
それぞれの鳥居をよく見てみると、奉納した方のお名前や企業の社名が書かれています。
2月最初の午(うま)の日に行う「初午祭」
稲荷神社に行くなら、ぜひおすすめしたいのが稲荷神社の中でも有名どころの「伏見稲荷大社」。
こちらでは神様が降臨された日が2月の初午の日であったと言い伝えられており、現在でも2月最初の午の日に「初午大祭(はつうまたいさい)」が行われています。一年のうちでも大変重要とされるこの日、伏見稲荷大社には多くの参拝者で賑わいをみせます。
ちなみに2024年の初午祭は2月12日(月)に行われる予定です。
身近なお参りスポット「稲荷神社」へ行ってみよう
街でよく見かける稲荷神社は、身近ながらも意外に知られていない部分が多い神社。
予備知識を身につけて行くと、これまでとはまた違った楽しみ方ができそうですね。
ぜひ、ご近所や全国津々浦々の稲荷神社をお参りしてみてください!
この記事をシェアする