一年の締めくくりの縁日「納めの大師」とは
はやいもので今年も残すところ1ヶ月。皆さんにとって、今年はどんな一年でしたか?
年末に向けて忙しいこの時期ですが、その年の締めくくりにお参りに行くと良いことがあるかもしれません…!
「納めの大師」をご存知でしょうか?
この縁日では厄除けのご利益があるそうで、清々しい気持ちで新年を迎えたい方におすすめです。
一年の最後に行われる縁日「納めの大師」について解説致します。
「納めの大師」とは?
「納めの大師」は、弘法大師(空海)を御本尊としているお寺で開かれる縁日です。
弘法大師の命日である3月21日に由来して、毎月21日に縁日が行われるのですが、その中でも12月21日は一年を締めくくる最後の縁日として「納めの大師」と呼ばれ親しまれています。
弘法大師を御本尊としているお寺は、京都の東寺や東京・西新井の「西新井大師」など全国各地にあります。
それぞれのお寺ごとに特徴がありますので、毎年違うお寺にお参りするのも楽しそうです。
納めの大師では何をする?
納めの大師では、その年に賜ったお守りやお札を持参しお焚き上げをして厄払いを行います。
そして、代わりに次の年のお守りやお札を賜れば来年もよい年を迎える事ができるはず。
ちなみに、京都にある東寺の納めの大師では干支の置物やおせちの食材なども販売されるそうで、お正月へ向けての準備に訪れる方も多くいらっしゃいます。
西新井大師の「納めの大師」
賑やかな縁日がお好きな方に訪れてほしいのが、東京都足立区の西新井大師。
関東厄除け三大師として有名なこのお寺では、東京では年内最後の熊手市が開催されることもあって多くの人が訪れます。
運やお金を集めると言われる縁起物の熊手を買えば、来年の運気がグッと上がりそうですね。
厄除けをして、清々しい年越しを
年始のお寺や神社は混み合いますので、少し早めのお参りとして納めの大師に行くのもおすすめです。
年の瀬のお参りで厄除けをして、心地よい新年をお迎えください。
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