かき氷って何時代から?かき氷の日とは? -縁日の定番メニューかき氷にまつわるあれこれ-
夏が近づいてくると食べたくなるおやつと言えば、かき氷!
縁日でも人気のメニューです。
子供から大人まで楽しめる夏の定番ですが、いつ頃から広まったものなのでしょうか。
その歴史やちょっとした豆知識をご紹介していきます。
かき氷は何時代からある?
ところで、日本人はいったいいつからかき氷を食べているのでしょうか?
そのヒントはなんと「春はあけぼの…」で有名な清少納言の枕草子にありました。
枕草子四十二段の「あてなるもの」に、このような一節があります。
「削り氷に甘葛(あまづら)入れて、あたらしき鋺(かなまり)に入れたる」
甘葛(あまづら)というのは古くからの甘味料で、ブドウ科のツル性植物である蔦(つた)の樹液を煮詰めて作ったものではないかと言われています。
砂糖が輸入されるようになってから消滅してしまった、幻の甘味料で、はちみつのような黄金の液体だったようです。
そして鋺(かなまり)というのは、金属できたお椀のこと。
新しい金属のお椀に削った氷をいれて、黄金色の甘葛(あまづら)をかける。
お椀は金属なのでキンキンに冷えたことでしょう。雅な情景が浮かびます。
清少納言が生きた時代、つまり平安時代では氷は大変な贅沢品でした。
冬に切り出した氷を大切に保管しておいて、夏にいただく。身分の高い人にだけ許された高級なおやつでした。
時を経て、庶民がかき氷を食べられるようになったのは明治16年(1883年)の事。
横浜の馬車道に、日本で最初の氷屋が誕生したあとのようです。
かき氷の日って、何月何日?
かき氷の日は、7月25日。
1933年の7月25日に日本最高気温を記録したことから
「かき氷にふさわしい日」として日本かき氷協会によって制定された記念日です。
さらに、夏氷(なつごおり)とも呼ばれるため、7(な)2(つ)5(ご)の語呂合わせも由来のひとつだそう。
これはちょっと強引な気もしますが、たしかに7月25日は夏真っ盛り。
あつ~い昼間にかき氷を縁側で…なんて考えるだけでもわくわくします。
味の自由度無限大?定番からご当地かき氷までご紹介!
よく考えてみると、かき氷は氷に味のついたシロップをかければ良いので、アレンジの数は無限大です。
定番のものから新興勢力、ご当地かき氷をちょこっとご紹介。
昔ながらのシロップかき氷
さて、まずは定番から。
かき氷といえばこの写真のようなものを思い浮かべる方が多いハズ。
定番のシロップと言えば、いちご、メロン、ブルーハワイ。
縁日で食べた後は舌に色がついて、子供の頃それを友だちと同士で見せ合った記憶がある方も多いかもしれませんね。
実は、上からシロップをかけるのは西日本スタイルという噂も。
東京の方では、シロップを下にして上に氷を乗せるのが伝統と言われています。
台湾のマンゴーアイスかき氷
最近だと、台湾のマンゴーアイスかき氷も人気ですね。
ミルク味のふわふわ氷にとろっとろのマンゴー。
トップにはマンゴーのアイスクリームも乗っていて絶品です。
(今すぐ食べたい…!)
沖縄で「ぜんざい」と言ったらかき氷が出てくる
筆者の地元、沖縄で「ぜんざい」を注文すると写真のようなものが出てきます。
完全にかき氷です。
ぜんざいと言えば温かいものを想像する方が多いと思いますが、
沖縄のぜんざいは冷たい小豆煮に削った氷をのせてたっぷりと練乳をかけるのが定番!
お店によっては白玉だんごも入っていて、一度食べるとやみつきになるスイーツです。
縁日の定番メニューかき氷にまつわるあれこれ まとめ
夏まっさかりの暑い時期にいただくかき氷は、今も昔も変わらず人気のおやつですね。
平安時代には庶民には手の届かなかったかき氷ですが、今ではお店でも自宅でも楽しめる手軽なスイーツになりました。
(現代に生まれてよかった!)
7月25日のかき氷の日に合わせて、お家でアレンジかき氷を作ってみるのも楽しいかもしれません。
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