縁日とは本来どういうもの?意外と知らない縁日について解説!
夏が近づくと楽しみなのが、出店が並ぶ縁日!
浴衣を着てかき氷を食べたり、りんご飴を手に散歩したり。
華やかで風流なイベントですね。
ちなみに、縁日がそもそもどういった意味の言葉なのかご存知でしょうか?
意外と知られていない縁日の本来の意味や縁日とお祭りの違いについて解説します!
そもそも縁日とは何?縁日の本来の意味
縁日と言えば、「神社で開かれるお祭りや屋台がたくさん並ぶ催し」
というイメージをお持ちの方も多いハズ。でも実は、縁日は元々仏教の行事なのです。
仏教行事。もとは仏教についての由来 (縁) のある日を意味する。民間に広く行われる行事で,仏教に限らず,神仏の降臨,救済,成仏などの由来のある日に,その神仏の供養をし,祭りを行う。
仏がこの世に縁(ゆかり)を持つ「有縁(うえん)」の日や
神仏が世の人々を救うために手を伸ばして、縁を結ぶ「結縁の日(けちえんのひ)」を略したのが縁日です。
つまり、神仏とのご縁が有る日=縁日というわけです。
お祭りと縁日の違い
屋台が並ぶところや開催される場所が似ているため、同じものように感じますが、お祭りと縁日はどうやら少し違うもののようです。
縁日とは先にお伝えしたとおり神仏とご縁のある日ですが、神社などで開かれるお祭りは、作物を収穫できた事への感謝やお祈り、神仏やご先祖様を慰霊するための儀式です。
お祭りの特徴としては神輿や山車など儀式に関するものがあったり、華やかです。
本来の目的からすれば屋台が並んでいることを縁日と呼ぶのは間違いなのですが、現代では縁日のイメージはお祭りとかなり近いものになりました。
主な縁日
縁日は年に何回もあるってご存知ですか?
神社やお寺によって縁日は異なります。主な縁日をいくつかご紹介します。
水天宮 毎月5日(毎月1日・5日・15日とする所もある)
水天宮(すいてんぐう)は、福岡県久留米市の水天宮(久留米水天宮)を総本宮とする、日本各地にある神社です。
水と子供を守護している水天宮は、漁業や海運業、農業、水商売、子宝や子育てについて信仰が厚い神社ですね。
水天宮の年中行事はこちらで確認できます。
→水天宮|行事のご案内
薬師如来 毎月8日・12日
長寿、病気平癒などのご利益がある薬師寺如来。
奈良の薬師寺・法隆寺、京都の醍醐寺、などが有名です。
観音菩薩 毎月18日
東京の浅草・浅草寺や、京都の清水寺、鎌倉の長谷観音などが有名ですね。
縁結び、厄除けなどのご利益があります。
大黒天 甲子(えきね)の日
大黒天のご利益は商売繁盛、五穀豊穣、出世開運など。
そして甲子の日とは、60日に一度(1年に6回)回ってくる幸運の日です。
- 1年の最初の甲子の日は、初甲子、初大黒
- 1年の最後の甲子の日は、納の甲子
として、大黒様をお祭りしている寺社では盛大なお祭りが開かれます。
東京の護国院、奈良の西大寺などが有名ですね。
意外と知らない縁日についてのまとめ
仏様や神様とのご縁を結ぶ縁日。その意味を知ると、また親しみが湧いてきますね!
近所のお寺の縁日や大きな縁日を覚えておくと楽しみが増えるかもしれません。
ぜひ、お近くのお寺の縁日など調べてみてくださいね。
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仏様をお呼びするのは難しそうですが、お寺や神社での縁日の雰囲気を社内イベントや仲間同士の集まりでも再現する事ができます。
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