縁日は夏だけじゃない。新年の縁日にでかけよう!
年始の行事と言えば「初詣」ですが、実は初詣というのは実は明治以降の風習で、それ以前からあったのが「初縁日」というもの。大きな社寺では初詣と同様に初縁日もかなり賑わうようです。
特に年の最初に行われるとあって、特別なご加護を願う人々が各地から訪れる大きな行事となっています。新年の神社やお寺は、清々しくご利益も特別になりそうな気がしますね!
今回は新年に楽しめる縁日についてご紹介していきます!
そもそも、縁日とは…?
縁日と言って思い浮かべるのは、「神社で開かれるお祭り」をイメージされる方が多いかもしれませんね。
でも実は、縁日は元々仏教の行事なのです。
ざっくりいうと、縁日は神仏とのご縁が有る日。お祭りと縁日は少し異なるものなので、詳しく知りたい方はこちらの記事も読んでみてくださいね。
1月に行われる初縁日
年明けに行われる代表的な縁日は、以下のあたりです。
- 21日の「初弘法」
- 24日の「初地蔵」
- 25日の「初天神」
- 28日の「初不動」
他にも、「初」とつく縁日が様々な神社で行われていますので、神社のホームページなどをチェックしてお出かけするのもおすすめです。
東寺の初弘法 @京都
京都の「東寺」で開かれる1月21日の初弘法には、一年の無病息災を願って、全国から多くの参拝者が訪れます。弘法大師が平安京に開いた最初の真言宗の寺院であるため、大変大きな縁日です。
川崎大師の初薬師(はつやくし)@神奈川県
新年最初のお薬師さま(薬師如来)のご縁日。
薬師殿では初薬師法楽が執り行われ、身上安全、健康長寿、病気平癒が祈願する方が多くお参りに。
お参りの方には、導師により大般若経加持(だいはんにゃきょうかじ)が行われます。
天満宮の初天神 @全国各地
その年最初の、天神さまを祀る神社の縁日です。
『初天神』(はつてんじん)は、古典落語の演目にもなっているので、耳にした事がある方もいらっしゃるかもしれませんね。
大阪の北野天満宮の初天神は、露店もたくさん出て賑わうようです。奉納書初めと天満書の作品展示も行われたり、宝物殿の御神宝も公開されるなど、みどころが沢山です。
初縁日のお参りで、特別な一年に。
初詣とはまた違う、神社やお寺の初縁日。新年はじめの縁日とあって、各神社・お寺でもかなり華やかなイベントのひとつになっています。
この冬は、特別なご縁を結ぶ「初縁日」にお出かけしてみませんか?
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