【豆知識】縁日やお参りする時に神社で見かけるアレ、なんていうの?
神社の数は、日本全国におよそ8万8,000社以上あると言われています。
皆さんのお住まいの地域にも、大小様々な神社があるんじゃないでしょうか?
そんな身近な神社ですが、境内にあるものの名前や由来は意外と知られていないようです。
今回は神社でよく見かける「あんなものやこんなもの」を解説していきます!
鳥居(とりい)
神様の世界と人間世界を分ける境界と考えられています。
鳥居の起源については諸説あり、その由来は実は明らかになっていません。
よく知られている説は、古事記にある天照大神のエピソード。
天照大神が天岩屋戸にお隠れになった際に天岩戸から誘い出すため
神様たちが鳥を木にとまらせて鳴かせたという話にちなんだもの。
このときのとまり木が原型となり、鳥居になったとも言われています。
扁額(へんがく)
鳥居の上の方についている額、あれにも呼び名があります。
扁額(へんがく)と言って、大抵は神社の名前か、その神社に祀られている神様の名前が書かれています。
門柱(もんちゅう)
境内に入る正面の鳥居の手前に立ってる事が多い門柱。石柱と呼ぶ事もあります。
その神社の名称が書かれていますが、正式名称ではない場合もあります。
参道(さんどう)
鳥居から拝殿に連なる道です。
東京の原宿には「表参道」と呼ばれる地名がありますが、あれも明治神宮の参道の一つ。
真ん中は神様が通る場所なので、参拝する時には参道の端を歩いていくのが基本です。
手水舎(ちょうずや/てみずや)
手水舎は参拝の前に、手や口をすすいで身を清める場所です。
日本の神様がもっとも大事にされるのは「清浄」であることで、古くは参拝の前に川に入り心身を清めていたのだそう。
手水舎での身の清め方を知りたい方は、ぜひ以下の記事も読んでみてください!
燈籠(とうろう)
灯篭、灯籠などとも書きますが、読み方はおなじ「とうろう」です。
社殿などにつり下げられていたり、参道の脇にいくつも並んで立てられたりしいる照明器具。
燈籠は仏教が起源で、元々は、仏さまを照らすための大切な灯として使われていたもの。
仏教での灯とは、闇を照らす智慧の光とされていて、魔除けのような意味合いもあります。
ご神木(しんぼく)
神社に行くと、しめ縄が張られてる木を見かける事があります。
御神木といって神社に縁があり、祀られている樹木のこと。この御神木自体を神様として祀っている神社もあります。
狛犬(こまいぬ)
神社の境内に置かれるようになったのは江戸時代以降とされ、それ以前は社内に置かれていたようです。
拝殿や本殿の前、または神社の入り口などでで神様を守る神使の像で、主に魔除けのために置かれています。
口を開けている像と、口を閉じている像の2体がセット(阿吽-あうん-)になっています。
拝殿(はいでん)
本殿の前に設けられた建物で、参拝をする場所です。
お賽銭箱があって、鈴がつり下げられてる、馴染みのある光景ですね。
この拝殿の後ろに本殿がある事が多いのですが、伊勢神宮などの古い神社にはこの拝殿のない神社も少なくありません。
本殿(ほんでん)
神霊やご神体が納められた建物で、ここが社の中で一番の最重要部です。
多くの神社では先程ご紹介した拝殿の後ろに連なっていて、少し小さめの社殿です。
本殿には一般人は立ち入る事ができません。
まれに本殿を持たず拝殿のみを構える神社もあります。
神社にあるものまとめ
初詣やその他の参拝で訪れる神社。
そこに配置されているものは「見たことはあるけど名前を知らなかった」というものも、いくつかあったかもしれませんね。
名前やその由来を知ると、神社に行く時の心持ちも少し変わってきそうです。
縁日で神社に行く時や、次のお参りの際にはぜひ思い出してみてくださいね!
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